以前障害児だと分かった際にどのような支援が受けられるかを説明させて頂きました。
手帳を取得することで社会福祉サービスを受けられます。
デメリットもありますので、慎重に検討をしていくのがいいと思います。
手帳を取得することのメリットやデメリットがあります。
メリット
・各種福祉サービスを受けることができる。
子どもだと、博物館の割引や映画館、交通機関の割引が利用できるので連れて歩く時にとても助かりました。
おでかけする際は、手帳を持参するとあらゆる場所で利用できます。
- JRやバス・電車の割引(付き添い人も一名無料となります。)
- NHK受信料の免除(等級によるけれど全額または半額)
- 携帯電話基本料金の割引(等級によります)
- 公営住宅の優先入居
・自動車税・軽自動車税及び自動車取得税の控除(等級によります)
・年末調整の障害者控除が受けられる(コピーの添付が必要)
・有料道路の通行料金や、カーフェリーの運賃などが割引になる
・テーマパークの割引や駐車場料金の免除
- 障害者雇用枠での就労
- 就労支援~失業時の福祉サービス
- 医療費助成
・高校入学時に支援学校への入学がしやすくなる
・身体手帳の場合は、さまざまな車椅子や補助具などのレンタルがしやすくなります。
※中程度だった場合、特別児童扶養手当の申請が通りやすくなります。
障害の重さが証明されるので、手続きがスムーズです。
特児(とくじ)と略されます。金額も大きいのでぜひ早めに申請してください。
児童育成手当も対象となる場合があるので、市区町村に確認して申請してください。
精神面では、手帳がでたことで等級を見て自分の子供の状況が理解できます。
手帳を持っている子を優先することを、入学の条件としている学校もあります
体験談
度数や等級がはっきりとして、心の整理ができました。
モヤモヤしていましたが、自分の子供が知的に問題があると知れる機会でした。
家族の障害受容のきかっけとなりました。
我が家の場合は児童相談所にて、専門の担当者が直接できることとできないこと語彙数などを確認して、発行してくれました。
実際に発行した際に地域によると思いますが、当日渡して頂きました。
デメリット
・医療機関で診断書を書いてもらうために2,000~5,000円程度の料金がかかります。
・社会的なイメージがるので、ご家族がどう思うかです。
・生命保険や将来的に住宅ローンが通りにくくなる。
・障害認定をうけることになるので、本人がうけとめられるかという問題点があります。
詳しくはお住まいの市区町村のホームページ、障害福祉窓口にお問い合わせください。
メリットとデメリットを整理して、検討してみてください。
参考文献・URL
手帳の種類は三種類
- 療育手帳:愛の手帳
療育手帳制度に基づき、児童相談所において知的障害であると判定された、原則18歳未満の方に交付。自治体によって名前が異なる場合もある。無期限交付 - 身体障害者手帳:
身体障害者福祉法の規定に基づき、一定の期間以上永続する身体上の障害を持った方に交付されます。三歳程度から発行可能となります。 無期限交付 - 精神障害者保健福祉手帳:
精神保健福祉法に基づき、半年程度精神疾患の状態にあって、日常生活に制限がある方に交付されます。認定の対象は幅広く、うつ病や高次脳機能障害、自閉症やADHD・学習障害などを含む発達障害などが含まれます。二年間の有期で更新される。
まとめ
取得をするとメリットが大きい一方、デメリットもあります。
手帳を取得することで、さまざまな場面で配慮をうけやすくなるのもありがたかったです。
しかし、手帳があるということは障害を認定されるという意味合いもあります。
その点を確認して自身で天秤をかけてみて、取得しようと思った際は一度市区町村へご相談してみてください。
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