理解者を増やしたい
子どもたちの理解者を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
うまくやりたくてもできない。
例えば、会話の理解が苦手だっり、手先の不器用さ、複雑な文章がわからない。
知的ということ『知る力』が足りていません。
頑張っているのに【そんなことも出来ないの?】と言われたらどうでしょう。
とても悲しくなります。
どうせ、自分なんかダメだと思ってしまいます。
知的障害とは
三点の問題を抱えています。
- 知的能力の問題
- 適応能力の問題
- 理解力が年齢と伴わない
知能検査とは(IQの検査があり、WISC検査(知能検査)をします。
WISC検査の内容
❶言語理解
言語による理解力・推理力・思考力に関する指標です。
この力で私たち人間は、言語によるコミュニケーションをとります。
❷知覚推理
視覚的な情報をを理解する力。
視覚的情報にあわせて体(主に手)を動かす力。
新しい情報に対する解決能力につながります。
見えている情報を推理して、いろいろなことする力です。
基本下位検査項目:積木模様、絵の概念、行列推理
補助下位検査項目:絵の完成
❸ワーキングメモリー
一時的に情報を記憶しながら処理する能力です。
基本下位検査項目:数唱、語音整列
補助下位検査項目:算数
ワーキングメモリは読み書き、算数といった学習能力や、集中力に大きくかかわることが指摘されています。
とても大切です、PCでいうところのメモリー処理(CPU)です。
記憶しながら同時操作をしていきます。
領域(メモリー)も必要ですが、記憶しながら処理できる能力がないと困難な場面が多いです。
業務内容だと下記です。
・電話の取次ぎ→業務からはずしてもらう
・メモをとる→写メをとる 録音して後でメモをとり直す
・複数人のいるところでの会話が苦手→情報が多いほど話が複雑になり、処理しにくいので相談相手は一人にしてもらう
合理的配慮をお願いしたいところです。
❹処理速度指標
視覚から入る情報を処理していくスピードです。
処理していくのに、時間がかると低い数値ででます。
「マイペースな性格」や「慎重な性格な人は、低めに出てしまいます。
「切り替えやこだわり」があることや「優柔不断で決めるのが苦手である場合なども数値が低くなることがありますので数値だけではないと、言われています。
性格が影響してきますので、あくまでの数値で得意不得意を理解してより伸ばすことやどうしたら学習がうまく入るのかを大人が理解していくことだと思います。
大切なのは学習が入ることで、なにもみんなと同じように漢字を何回も書くことより書き順は指でなそる。
形はじーっと見続けるカメラアイタイプの学習方法があう人もいます。
また、漢字を言語化して簡単な漢字の組み合わせで覚える方法の方がいい可能性もあります。
必ずしもみんな一緒ではなく、多様性のある学習方法を用意すべきなのです。
日本は、遅れていて残念です。
IQ検査からわかること
ボーダー(境界域)
70から85程度
知的障害者と認定されませんが生きづらさがあります。
うまくいかず、就労移行支援事業所にこられる方がいます。なぜ出来ないんだろうなんて悩まず、できる部分を伸ばしていってほしいです。職業選択がかなり重要だと思います。営業職などコミュニケーションが苦手なのに就労すると鬱症状がでたりします。
軽度
知能指数は50から69
8割の知的障害者が分布しています。
「自閉症」などを合併していれば、言葉が出ないなどわかりやすいです。
気づかれない人も多いです。
以前は、手帳取得が出来ずらかったのですが近年は障害者雇用促進のために軽度で精神手帳をお持ちの方がいます。
中等
35から49
合併症が多いです。
幼少期に発覚することが多いです。
言語面での理解が低くても、視覚情報が入りやすい方もいます。
重度
20から34程度
多動やパニック問題行動も見られます。
最重度
19以下
寝たきりの場合もあるが、運動機能面で問題がない場合もあります。
知的障害にも幅がありますので、必要な支援をうけましょう。
知的障害者の手先の不器用さを体験しよう!
①軍手をはめて作業してください。
軍手をはめて、ボタンや折り紙をやってみてください。
かなり難しいですよね。ボタンどめがなかなか出来ないのに「なにやってるの?なんて言わらたら泣きたくなります。障害者の中には不器用な方もいます。
②言葉でなく、ジェスチャーだけで水が飲みたいことをつたえる
言語なしに、気持ちを伝えるのはなかなか難しいことです。
言葉がだせないから手を引く行為や、パニックをします。
長男も言葉が出始めてから、泣くことが減りました。
外国にいて言葉が伝わらずに困っている状態です。
なんてもどかしい状況なんだろう。すごく不便ですよね。
③バランスボールにのって、食事をしてみる
体幹機能が弱い子がいます。体験してみてください。
以前、療育園で体験させていただいたのですがバランボールにすわりながら足をあげた状態で、食事をしてみてください。
こぼす、つかみずらい、たべずらい 涙がでそうな状況です。
どうですか?とてもきついし悲しいですよね。
がんばっているので見守ってください。
できないことは手だすけをして、やれることを頑張ってもらう。
かんばりを褒めてもらう。
どこかで声を大きくして社会に伝えていきたいことです。
目が見えない方用に、牛乳のパック上に凹みが作られているのですが、何故かない牛乳があります。
目が見えない困難もかなり大変です。
さまざまな障害の不便さを体験して理解することができるといいなと思います。
発達障害者の体験は後日。これも調べました。
どうしたらいいの?
🌹話しかけてきづかなかった⇨トントンとしてから話しかけてほしい。目線を合わせて正面からはなしかけてほしい。
🌹時間がかかる⇨見守ってほしい できないときは助けてほしい
🌹言葉がつたわらない⇨わかるように伝えてほしい(みじかい言葉をつかう、ゆっくりはなす、写真をみせる、ジェスチャーで伝える)
それでも、、、わからないことがあっても(気持ちを持ってます)うれしい・楽しい・悲しいという気持ちがあります。
「困ってます。手伝ってください。」
手伝ってくださいのヘルプコール何度入学前に、息子と練習したか。
ヘルプコールが言えない子もいるんです。
困った行動も、できれば行動の置き換えをしてあげてください。
後日記載しますが、方法はいろいろとあります。
笑顔が素敵な人たちです。
いつも学校の先生やお世話になっているデイの人に感謝の気持ちをお伝えします。
大切にしたいのは、【人が好き】という気持ちです。
人が好きじゃなかったら、何にも出来なくなります。会話する力もも伸びません。
悲しくなります。お話もしたくないです。苦しくなります。
現状、まだまだ福祉業界の課題は多いです。
よくない環境やありえない言葉を発する支援者も、まれにいるのが現状です。
でも、一生懸命な人もすごーくたくさんいます。
好きなこと、得意なことを伸ばしてほしいです。
好きなことをお話する際に、にっこりとわらいますよね。
本当に素敵な笑顔です。
いろんな支援につんがる際に、申し訳ないなど言わないで色々質問したいです。
就労移行支援事業所に将来きたら、体験や見学は何度でもさせてもらえるといいと思います。
心配なら何度でも同席させてもらってください。
何度でもいいと思います。
逆にそれを嫌がる現場は、疑問が残ります。
信頼できる人や環境を見つけてください。
障害があっても、にっこりとわらう笑顔が素敵です。
いまからできること。
やはり多様性がある社会になるように祈ります。
まとめ
できないことをできるようにしてあげたい。
親として、子供が不便だろうとがんばります。
でも、出来るようになるには人より時間がかかったりどうしても苦手なことはあります。
原因は、視覚情報の処理やワーキングメモリーだったり、記憶領域の関係だったります。
検査についても、簡単に書かせていただきました。
原因をさがして、習慣化して成長を待ちながら出来るようになるのを見守りましょう。
障害者の体験をしていただき、気持ちの理解をしてほしい。子どもの視点を持ちたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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