【発達が気になっているママ必読!】自閉症(ASD)ってなんだろう?

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花の写真と自閉症について
totetote
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うちの子自閉症なんです。

診断名がわかってから、色々なことを頑張っているんです。

『自閉症』を知ってますか??

(え……どうしよう)

(なんて返事したらいいんだ)

そうなんですか。

とてとて

正しく理解して頂きたいです。説明させてください。

自閉症スペクトラムとは

自閉症スペクトラム症の基本的特性は二個です。

❶対人関係や社会的なやり取りが不得意 (人とのコミュニケーション・集団行動が苦手など)

❷こだわり行動(柔軟な思考ではないので、こだわりがある)

幼少期に自閉症スペクトラム症が疑われる子供の特徴

発達が気になる方は参考にしてください。

幼少期から入学前までの特徴をまとめました。

症状には個人差があります。

  • 目が合わない 目が合いずらい 合うけれど共感性がない
  • 指差しに反応しない(応答の指差しがない)
  • 一人言が多い
  • 後追いがない 抱っこを嫌がる
  • 手をとって引っ張って行き思いを伝える(クレーン)
  • 言葉の指示が通りずらい
  • 感覚の過敏さがある(光・音・温度・匂い・洋服の生地や靴下の縫い目)
  • 一人遊びが多い
  • 言葉の遅れがある
  • 名前を呼んでも振り返らない
  • 偏食がある
  • ごっこ遊びが苦手
  • 「並べる」という遊びが好き
  • さかさばいばいをする(てのひらがこうをむいているバイバイ)
  • おうむ返しがある
  • 並べることが好きで、崩されると癇癪がある
  • パターン行動を好む
  • こだわりがある(順番・道順・物の位置・環境変化・着る衣類)
  • 集団行動が苦手
  • 同年齢の子どもと遊べない
  • パターン化した行動を好む
  • 感覚過敏さと感覚鈍麻さをあわせもつ
  • パニックを起こす
  • 表情や話しぶり、視線などから相手の気持ちを読み取ることが苦手
  • 回る物を繰り返しみている(タイヤ、おもちゃの車)
  • 運動や手先の不器用さがある
  • 滑舌になりすぎる
  • セリフの棒読みのような話し方をする
  • イントネーションがおかしい
  • 妙に大人びた話方や難しい言語を使うが意味の理解をしていない
  • 上手にやりたがる
  • 抽象的な表現がわからない(あれ・これ・それ)例)お風呂を見てきて→見てくるだけなど
  • 複数人との会話が苦手
  • 視覚優位で目から入る情報に強い
  • 視覚情報が強く入りすぎため情報選択が出来ずに集中ができない
  • 手をひらひらさせる
男の子にも女の子にも、見られる症状です。
女の子は少ない割合です。
厚生労働省の発表では、5人中4人が男の子男の子の割合が多いといわれていわれています。
やはり、お見かけする限り男の子が多いです。
自閉症の子には独特の症状が見られる
個人差がある時期です!
息子のケース
  • 息子場合は、抱っこも好きで嬉しそうでした。
  • ままが大好きで、後追いもありました。
  • 感覚過敏な面と感覚鈍麻(にぶい)な部分があり、大きな音や特定の音を嫌がりました。
  • トイレのエアードライヤーは泣き叫ぶ→現在コロナでどこも使用禁止→そして先日ついに使用できました。
  • 痛みに対して気づかない。自分の見えない部分には感覚がないので背中を洗うことも苦手だし、ボディーイメージがつきにくい様子があります。痛みにも鈍麻ですが、血が出ると反応するので、見えれば理解しやすい様子でした。
  • 視覚支援の充実をはかることで、生活のしやすさに繋がります。            写真→絵→ひらがなと視覚支援も楽になってきています。

高機能自閉症 低機能自閉症 自閉症にも種類がある

症状には個人差があります。 

高機能自閉症:知的な障害がないが特性がある。 

低機能自閉症:知的な障害があり特性がある。

そのなかでも、言葉の遅れがなかった場合アスペルガー症候群となります。

発達障害は、自閉症スペクトラム(ASD以外に注意欠損多動障害(ADHD)などを合併していることもあります。

同じ診断名でも、症状が異なります。

大人になったらどうなるの?

大人になったらどうなるのか?

結論として、大人になって改善されることも多いのですが、特性として残ります。

発達障害の診断後、大人になった時どうなるのかをイメージできず不安ですよね。

 大人になっても残ることがある特性

  • 目が合わない
  • こだわり行動
  • 社会性が低く、コミニュケーションが苦手な面

支援員として働き始めて、将来像が見えてきました。

結論、治るものではありません。

しゃべれたり、少し字が読めたり成長する中で目があわない。

対人面の苦手さから、『生きずらさ』を背負って生活していくになります。

成長しますが、やはり助けや理解が必要な場面は多いかもしれません。

支援をうける事は、必要不可欠です。

大切なことは周りの人の理解、支援が手厚いこと。

子どもの気持ちを理解して、応援して、得意なことや好きなことを伸ばしてあげることです。

息子の療育 (目を合わすトレーニング)

息子は療育を通じて目があったら、要求に応えるということを繰り返し癖づけました。

  • 欲しいものを目と目の間において目があったら要求に応える。
  • 手話で目を見てと合図する。
  • 息子の目の前で鈴をならしてみたり、手を顔の前で叩いてこちらを見たら褒める。

全て先生たちから指導があって二歳から訓練してきたものです。                 現在は要求がある時は少し目が合います

なんで目を合わさなにのかきいてみた!

自閉症の人にとって目が合うのは怖いらしいです。

最近息子から聞きました。「怖いんです😭」と緊張することを教えてくれました。目を合わすという機能がないので癖をつけていくことで少し改善されてきたように思います。

目を合わす必要あるの?

「目が合わないといけないんですか?」                            以前療育先の先生にお尋ねしたことがあります。なんて初歩的な質問😁。

  言語聴覚士の先生からの返答

  • 目が合わないと、相手の表情が読めない。
  • 訓練して習慣として身につければ、コミュニケーション(社会性)が伸びるでしょう。
  • 頂戴と手を合わせて合図して、本人がやれたらお菓子をあげてくださいね。
  • 相手に何かをしたら、かえってくるという単純なやりとりを癖付けると会話につながる。

自閉症スペクトラムという捉え方

自閉症スペクトラム症は現在はかなり広域で診断がつきます。

同じ自閉症と診断があっても、高機能・低機能の他協調性運動障害や合併している障害によって個人の差があります。

広域になるので、個人差が大きいのが現状です。

発達が気になる際の相談先

発達が気になった時、一人で悩むことはとても辛いことです。

  • かかりつけの病院や児童発達相談機関になっている病院                 (相談窓口となり療育先などを教えてくれます。)
  • 市町村の障害福祉課 (自治体によって名前が違います。)
  • 発達障害支援センター 発達障害支援センター
  • 療育機関(市町村 療育などのキーワードで検索してください。)
  • 児童精神科医のいる病院
  • 発達障害専門外来の病院
  • 保育園や幼稚園の先生 発達には詳いです。

発達が気になる時は、まずは身近なかかりつけの医師や保育園の先生にご相談するのがいいと思います。

専門的な発達検査は受けたいと思っても3ヶ月や半年待つことも多いです。

気になることがあれば早めに予約をして発達の検査だけでも受けると安心です。

凸凹の理解をして早期から療育機関とつ繋がっていると、安心感につながります。

療育開始までも待たされることが多いです。

療育の目的は、子どもに対してだけではない。

   早期療育の目的

  • 子供の発達を促す
  • 専門的な視点から発達の評価をして、現状を知る
  • 子供への関わりかたを学び、母親の負担を軽減する
  • 困りごとを専門家に相談できる
  • 療育先で、同じ状況の方と悩みを共有して不安を軽減する。
  • 同じ状況の人と支え合いながら、過ごしストレスを軽減させる
  • 必要と考えられる社会資源につなぐための相談機関としての役割にもなってくれます

⚠️成長には個人差があります。単純に成長がゆっくりなだけで、追いついて問題がなかったというケースもあります。悩み過ぎないことも大事です☕️。

※幼少期は診断がおりない事もあるので、親御さんは大変苦しい思いをするかもしれません。

その中で療育機関とつながることは、心の支えになってくれます。

自閉症の原因

生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられています。

決して育て方やしつけの問題が原因ではないことがわかっています。

愛情不足などではなく、先天的な脳の偏りから生じるものです。

個人の個性として接して行きたいと思っています。

大変な場面も多々あります。

将来のことになりますが、ASDの傾向がある人は大変真面目です。

支援員として思うのは、こだわりを生かせる仕事、職人なども合うと思っています。

実際に京都では、発達障害の人に伝統技術が学べる機会があり独立されている場面も見られます。

いろんな道があるのではないかと思っています。

目が疲れるので画像を載せます。

まとめ

                     🌹まとめ

  • 自閉症は幼少期から見られ、入学前に診断がおりることが多い。
  • 自閉症には高機能・低機能自閉症や合併症などから、症状は個人で異なる。
  • 大人になったら治るわけではない。対人面が苦手、こだわりが強くのこる事もある。
  • 福祉的・医療的サポートが必要になる場合もある。
  • 発達には個人差があるので、特徴があるから自閉症だとはかぎらない。
  • 早期に専門家に相談し、必要ならば発達検査ができる。検査には半年待つことも多い。
  • 脳の異常が原因なので、育て方や愛情の問題ではない。

少しでも、判断のお役に立てればと思います。

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